2008年04月12日
トリーター:植田

なぎさの観察体験便利マップの予告

桜が散って、春休みも過ぎましたが、水の世界ではこれから春本番を迎えます。
例年海水の温度は 2月から 3月前半が最も冷たく、この時期が真冬といえます。それから 1か月経った今頃にはようやく水も温み始め、海岸に住む生き物たちの動きも活発になってきます。

さて、当“えのすい”では、なぎさに棲む生き物たちの生き生きした生活のようすを実際にフィールドで観察していただきたいと、次の 5月のテーマ水槽の展示では、その観察に役立つ情報をお伝えする、「なぎさの観察体験便利マップ~江の島編~」と題した展示を準備中です。
日頃から我々トリーターがなぎさに出かけて生き物とその生活の舞台となる環境を観察したり、また展示用に採集したりしています。そのノウハウの一部を、観察されるなぎさの生物たちと一緒に展示・解説しようという試みです。
特に今回はこの水族館に最も近いなぎさフィールドである江の島を取り上げ、その海岸の特徴や代表的な生き物たちに焦点を当ててみました。
安全にしかも楽しく観察するには、いつの時期にどこへ行けばよいのか、実際の観察に際して、どのようなことを心がけておけばよいのか、身支度や持ち物で準備した方がよいもの、そしてなぎさで遭遇するかもしれない危険な生き物についてお子さまにも分かりやすい解説を準備しています。
ゴールデンウィークに当館に足を運んでいただいて、なぎさの生き物観察のノウハウを仕入れていただけば、きっと楽しい磯観察ができることでしょう。

江の島はえのすいのすぐそこ!江の島はえのすいのすぐそこ!

テーマ水槽

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