2008年05月23日
トリーター:崎山

キスの日

きょう 5月23日は「キスの日」です。
1946年に、日本で初めてキスシーンが登場する映画が封切りされた日ということです。今では当たり前のキスシーンも当時は話題となり、映画館は連日満員になったそうです。
というわけで、きょうは水の中のキスの話、ある魚の紹介をしようと思っていたのですが、“えのすい”で展示していませんので、別の生き物がブチューッとくっついているのを紹介します。

今朝館内を見回りをしていて発見しました。場所は 2Fペンギン水槽前のテーマ水槽。
ここは毎月展示変更をしていますが、今月は「なぎさの観察体験便利マップ~江の島編~」です。
この中の 1つで、ヤドカリやカニ、イソギンチャクなどを展示している水槽があります。
ここで普段はありえない組み合わせが見られました。
「イソヨコバサミ」という触覚の青いヤドカリの殻の上に、赤い「ウメボシイソギンチャク」がくっついているのです!
ヤドカリとイソギンチャクという組み合わせはいくつか知られています。
いわゆる「共生」の一つと考えられており、「ケスジヤドカリ」と「ヤドカリイソギンチャク」、「ソメンヤドカリ」と「ベニヒモイソギンチャク」などがそうです。
しかし、今回の組み合わせは初めて見ました。
今月頭の水槽立ち上げ当初はこうなっていませんでしたので、この 20日間くらいの間にイソギンチャクが飛び乗るタイミングがあったのか、ヤドカリがイソギンチャクを石からはがして、自分の殻につけたのか・・・ 。
それは無いと思うので、前者と考えています。

当のイソヨコバサミですが、かなり重たそうに水槽底を歩いています。
いつ取れてしまうかわかりません。ぜひ覗いてみてください。

イソヨコバサミとウメボシイソギンチャクイソヨコバサミとウメボシイソギンチャク

テーマ水槽

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