2008年06月18日
トリーター:倉形

考古学出発の日


6月18日は何の日か? 調べたら「考古学出発の日」。
このタイトルだけを聞いたら考古学に興味の無い方は、どういう日なのかピンと来ないと思います。

実はみなさんも一度は歴史などの授業で習ったことがある「大森貝塚」の発見・発掘をしたE.S.モース博士(エドワース・シルベスター・モース)の誕生日ということと、また日本で初めて科学的な発掘調査を行ったことに由来しているようです。

モース博士はアメリカの動物学者で、主に腕足類(貝類)の研究が専門で日本に「ダーウィンの進化論」を初めて紹介した人物でもあります。

また「大森貝塚」を発掘した年には、江の島の中にこれもまた日本初の臨海実験所を設置し相模湾産の貝類の研究に励んでいたようです。

このような日本の海洋生物調査・実験の先駆的な場所でもある江の島。
近代水族館の先駆けともいえる旧江の島水族館時代から現在に至る新江ノ島水族館は、この地に半世紀以上みなさまに愛され続け、日々研究調査などをおこない生物たちをより良い環境で展示をおこないみなさまに楽しんで学べるような努力をしております。

水族館に来られましたら、昔の相模湾(江の島)に想いを巡らせつつ生き物観察をして見てはいかがでしょう?
いつもの水族館とは違い何か変わった発見があるかも知れませんよ。

江の島江の島

皇室ご一家の生物学ご研究

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