2008年06月20日
トリーター:小谷野

もしも浜でウミガメに出会ったら

みなさま、雨の季節をいかがお過ごしでしょうか?
鎌倉はアジサイが見ごろを迎えていますが、湘南にやってくるアカウミガメもちょうど今頃が産卵のシーズンです。
聞くところによると、今年は日本全国的にウミガメの産卵が多いそうです。

さて、もし卵を産もうとするウミガメに浜で出会ったら、いったいどうしたらいいでしょうか!?
せっかくのヒトとウミガメの出会い、両者にとって素敵な思い出にしたいですよね。
そこで今回は『ウミガメ観察のご作法』についてお話ししましょう。


ご作法その( 1)
ウミガメが上陸してきたら、ウミガメに見つからないよう十分距離を保って静かに観察しましょう。
特に卵を産み始めるまでは警戒心がとても強いので、驚かすと卵を産まずに海に帰ってしまうことがあります。
これは悲しいですよね・・・。

ご作法その( 2)
光は絶対に当てないようにしましょう。
もちろんフラッシュ撮影は禁止です。

ご作法その(3)
ウミガメに近づくときは後ろから!
忍者のように姿勢を低くして音を立てずに近づきます。
あまり近づきすぎると驚かせてしまうので、ほどほどに。
アカウミガメは4、5年ごとに繁殖し、1回の産卵シーズンに 1個体が 1回 5回卵を産むといわれています。
毎年たくさんのウミガメが産卵しに来てくれるような湘南の浜にしていきたいですね。

アカウミガメの赤ちゃんアカウミガメの赤ちゃん

ウミガメの浜辺

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