2008年07月12日
トリーター:寺沢

担いでみたいな、浜降際

朝もやの中、ドッコイ、ドッコイの掛け声に合わせて、一基、また一基と華美絢爛を誇る神輿が姿を現す。
黒山の人だかりの中を練り歩き、海へと入る。
湘南地方随一といわれる壮大な夏の祭典。

祭神が降臨したとされる、茅ヶ崎市南湖に 40基余りが集結。旭光を浴びて、砂浜狭しと乱舞する。

神輿にはワラサの生魚が供えられるという。

広辞苑によると、浜降とは祭に加わる人が海浜や河岸に行きみそぎをすることとある。
九州ではハマトクダリ、福島ではハマクダリとも呼ばれる浜降祭は、みそぎをおこなうことによって、水の力、水の霊力を呼び、その霊力によって御神威新たな神々を奉迎しようとする神事と考えられている。

かの地、サザンビーチで保護したハナゴンドウを担いだ経験はあるが、水にかかわる仕事をするものとしては、一度は担ぎたい。

海の日の未明、あかつきの神輿が夏の到来を告げる。

サザンビーチで保護したハナゴンドウサザンビーチで保護したハナゴンドウ

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