2008年09月12日
トリーター:北嶋

アカウミガメ産卵調査

きょう、小田原へ 7月にアカウミガメが産んでいった卵のようすを見にいってきました。
今年はウミガメ産卵当たり年のようで、全国的にも多く、ここ相模湾にも数件水族館へ報告がありました。

だいたい 2か月で卵はかえります。
小田原は予測した日を過ぎてもいっこうに子ガメが出てきたようすがなかったので、ついに掘り出して調べることになったのでした。

地元の人たちは毎日ようすを見に来て楽しみにしていてくれました。

掘り返して調べた結果は・・・
残念ながら未受精卵でした。(*_*)↓・・・つまり、産んだ時から子ガメが生まれてくる可能性はゼロだったということです。

母ガメはとっても神経質なので、少しでも気に入らないと浜に上陸して卵を産みません。
湘南近辺は明るくて観光客も多く、ウミガメがやってくる静かな浜はなかなかありません。

これを機に、多くの人がウミガメのやってくる浜づくりに賛同して、元気な子ガメたちが来年以降も湘南からいっぱい巣立ってくれたらいいなぁ、と思いました。

[きょうの写真]
写真 1/小田原調査の様子
写真 2/先月仔ガメが巣立ったあとの卵の調査で、奇跡的にも生きて出てきた子ガメを放流。感動的なシーンでした。

写真1写真1写真2写真2

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