2008年09月28日
トリーター:小谷野

アカウミガメにのって旅に出よう

発見の小窓“小さな地球”水槽では、「黒潮の落しもの」ということで、この時期、相模湾に近づく黒潮にのってやってくる南の海の魚やエビの展示をしています。
その中で、1匹だけカニが展示されています。
そのカニは「オキナガレガニ」。

岩手県でウミガメの調査をしている研究者に、私はこのカニを見せてもらったことがあります。
研究者いわく、アカウミガメを捕まえると、甲羅と尻尾の間に隠れているそうです。そしてしばらく観察していると、甲羅の上をうろうろし始めるとか。
さらに甲羅に生えている藻類をハサミでちぎり、食べているようすも見られたそうです。

なんだか想像が膨らみますね。
アカウミガメと一緒に大海原を旅するカニ。
ロマンいっぱいです。

オキナガレガニオキナガレガニ

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