2008年10月01日
トリーター:崎山

動物園水族館設備会議

日本国内の多くの動物園や水族館は、(社)日本動物園水族館協会という組織をつくって動物保護のことを考えたり、動物園や水族館をよくしていくことを考えたり、働いている職員の知識・技術向上を図ったりするなどなどのいろいろな取り組みをしています。
その中のひとつに「動物園水族館設備会議」という会合があります。
動物園や水族館の設備全般について情報交換して、もっと良くしていきましょう、というような集まりです。
年に 1回全国持ち回りで開催されます。
今年度は、9月24日~25日に福岡県のマリンワールド海の中道で開催されたので、参加してきました。

私は“えのすい”の造波装置について紹介してきました。
造波装置とは、水槽内にさまざまな方法で水を動かす、波をつくる装置のことです。
“えのすい”では 4種類の仕組みの違う造波装置が、入り口の出会いの海や相模湾大水槽、海藻の水槽などに設置されています。
水を動かすということは、生き物にプラス面があるだけでなく、演出面でもかなりの効果があります。
特に水面が見える水槽では、一気に躍動感みたいなものが出てきます。

このような会合は他にもあります。さまざまな技術を吸収し合い、それぞれの園館で役立てています。
この設備会議は、来年、かの旭山動物園で開催される予定です。
チャンスがあればまた参加したいと思っています。

出会いの海出会いの海

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