2008年10月09日
トリーター:北嶋

ノーベル化学賞で注目の光るオワンクラゲって?!

今年のノーベル賞はすごい!!
すでに日本人が 4人受賞することが決まった。
もしかしたらきょうも・・・ ?!

その中に、水族館にも関係の深い生き物からのすごい発見がありました。それは、ノーベル化学賞の下村脩さんが発見した緑色蛍光たんぱく質(GFP)。
そして、そのGFPをもつ生き物とは『オワンクラゲ』です。

オワンクラゲは“えのすい”でも度々展示している、私たちにはなじみの深いクラゲです。
ヒドロクラゲの仲間ではめずらしく、とても大きくなります。
“えのすい”の目の前の海でも冬から春にかけて、船で潮目のに行くとミズクラゲくらい(直径 20cmオーバー!)のオワンクラゲがいるそうです(私はまだ見たことがないので、クラゲ担当Aさんからの情報)。

ただし、“えのすい”で展示しているのは、そんな海にいたオワンたちではなく、だいたいは「えのすい生まれ、えのすい育ち」です。
ポリプから出てきたクラゲはどんどんどんどん大きくなります。
それもそのはず。口がおっきいからよく食べる!
プランクトンや小魚だけではなく、クラゲも食べます。
しかも自分と同じくらいのクラゲも!
そして、オワンがオワンを食べてしまうことも!

ブラックライトや刺激で光るこのクラゲ。

以前江の島で採ってきたオワンクラゲをさわったら、やさしくホワッと緑に光りました。

ただいまこのオワンクラゲ、皇室コーナーにて標本展示中です。

標本展示中標本展示中

皇室ご一家の生物学ご研究

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