2008年11月17日
トリーター:小谷野

水族館の冬支度

今年の秋は暖かいなぁと思っていたら最近ガクンと気温が下がり、コートやマフラーが似合う季節になりましたね。
ウミガメ担当は、冬が近づいてくるとソワソワしてきます。
そろそろ屋外のウミガメプールで展示しているウミガメたちの、お引越しも近づいてきているからです。
ウミガメは変温動物のため、水温が下がると動きが鈍くなり、夏の間はバクバク食べていた餌もあまり食べなります。
そこで毎年、水温をみて 12月上旬に、暖かい室内のプールにお引越しをします。
冬の間ウミガメをみなさんにお見せできないのは大変残念ですが、その代わりにウミガメプールではこの冬、ホタテを展示する予定です。
ここ数年は、江の島周辺で養殖されているワカメをウミガメ(洒落ではありません。念のため。)の代わりに展示していたのですが、今年はホタテの養殖に初チャレンジします。
ホタテというとつい、バター焼きなどを想像してしまいますが、ホタテには捕食者に狙われると、ジェット噴射で逃げるというおもしろい生態もあります。
その機敏な動き、とても貝とは思えません。
そんなようすもみなさんにお見せできたらと思います。

ウミガメは来年 4月以降に屋外のウミガメプールに戻ってくる予定ですが、今年中にご覧になりたい方はお急ぎください!

アカウミガメアカウミガメ

ウミガメの浜辺

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