2008年11月13日
トリーター:根本

特別なポンプ


休日の朝、車に乗り込んでキーを捻ると

「ギャンギャンギャンゥゥゥン・・・」

エンジンが全くかからなくなっていました。
私の愛車のR 32スカイラインがとうとう動かなくなってしまったのです・・・ 。
17年前の車で 18万km近く走っている車なので
「いよいよ廃車か・・・ 」
と思いつつ運転席で故障の原因を考えていると、キーを捻るといつも聞こえるあるポンプの音が聞こえないのに気がついたのです。
「さては燃料ポンプが逝ったかな??」
とりあえずパーツを取り寄せ、ガソリンタンクを開けてポンプを引きずり出し、新しいポンプに交換。
交換の結果、私の愛車は見事に地獄のふちから蘇ってまいりました!
目指せ 20万km!

さてきょうは軟体動物の中で、特別なポンプを持つイカの話です。
軟体動物とは貝やウミウシ、タコ、イカなどのグループです。
動きが遅いものがほとんどなのだけれども、イカだけは桁違いの運動性能を持っているのです。
まさに軟体動物の中のスポーツカーなのです!
しかしもともと素早い動きのできない設計の軟体動物がベースなので、心臓がイカの素早い動きについて行けません。
そこで容量不足を補うためにイカは考えました。
「そうだ心臓を増やそう!」
ということで、イカには心臓が 3つあります!
一気に 2つも増やしてしまったんですね。
この 2つは左右それぞれのえらに血液を送るためのポンプとして働いていて、大量の酸素を肺から血液に取り入れる事に役立っているのです。
これによって、イカは軟体動物素早さNo. 1の座に君臨しているのですね。

見事復活した私のスカイライン。ポンコツですが、大事に乗っていつまでも走り続けたいものです。

コウイカコウイカ

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