2008年12月22日
トリーター:島津

魚の眠り方の話

だんだんと寒くなってきました。朝起きるのが辛い人も多いと思います。
こう寒いと魚も起きるのが辛いのでしょうか・・・ 。
きょうは魚の眠り方についてです。

アミメハギは流されないように海藻をくわえて眠ります。
ナンヨウハギは敵から攻撃されないようにサンゴの枝の間に入り込んで眠ります。
そして、魚のウミヘビの仲間は砂に潜って顔だけ出して眠ります。
クマノミの仲間はイソギンチャクの触手に埋もれて眠ります。
ブダイの仲間やホンソメワケベラは粘液の袋を作って眠ります。
ベラの仲間は砂に潜って眠ります。規則正しく日没前に砂に潜り、夜明け前に砂から出てきます。
キュウセンは冬になって水温が 13℃位になると砂の中に潜り冬眠します。
逆にイカナゴは水温 20℃くらいまで上がると夏眠します。
ハイギョは名前の通りウキブクロが肺の役目をして直接呼吸ができます。
アフリカに生息しているハイギョは乾季と雨季があり、水が干上がる前に粘液を分泌して泥の繭を作り、その中に夏眠をします。
長いと 8か月も雨季になるのを待ち続けています。

ダイナンウミヘビダイナンウミヘビ

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