2008年12月27日
トリーター:倉形

鍋の美味しい季節

日に日に寒さが厳しくなるこの季節、みなさんは風邪やインフルエンザなどに罹っていませんか?
そんな体力が落ちて来る時季、日本人ならほとんどの人が思い付く料理が「鍋」ではないでしょうか?
野菜や肉、魚などがたくさん入っていてる為「栄養」も取れ、しかも「体」も温まる「鍋」。その具材の中でもこの時季特に好まれる貝は「牡蠣」だと思います。

その牡蠣は日本や世界でも古くから食用、薬用として利用されて来ました。
名前の由来は、牡蠣が海の岩場に付着して生活している為、漁師が岩から牡蠣を「かき落す」というところから「カキ」という名前が付いたといわれています。
一般に天然物の牡蠣は、餌の量が少ない場所で生活しているため、養殖物より身の部分が小さい傾向にあります。

日本で牡蠣といえば、「マガキ」。
養殖地で有名なのが広島・宮城・岡山であります。
最近では韓国産も輸入されているそうです。
「イワガキ」は夏の牡蠣といわれ、天然物と養殖物の両方が市場に出回ります。
また「スミノエガキ」は九州・有明海沿岸で獲れますが、市場に出回る量が少ない為か?地元で消費される程度だそうです。
海外では、ヨーロッパヒラガキ(通称=ヨーロッパガキ)が生食やいろいろな料理に利用されています。日本でもこの種をごく僅かに養殖されています。

さあ今夜は、牡蠣を使った「鍋」はいかがでしょうか?

マガキの養殖展示マガキの養殖展示

ウミガメの浜辺

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