2009年02月25日
トリーター:神応

サクラと付く魚


関東の早咲きサクラが満開になって見ごろのようです。
特に伊豆の河津町がとても有名で、観光客でにぎわっています。

海の中にもサクラと付く魚が居ます。
サクラダイはとてもきれいで、水深はやや深めの岩礁地帯に棲んでいます。
英名でもチェリーバスといって桜の名が使われています。
特にオスの体には桜を散りばめた模様があり、メスには有りません。
キンギョハナダイに似てはいますが、背びれの黒い点、大きさ、体高が違います。

マダイも地方名では桜鯛と読んでいます。
マダイはソメイザクラの桜が咲く頃に旬をむかえ、体色が桜色に輝くので、こう呼ばれるようになりました。

マダイとよく似た魚がいます。それは、チダイといいます。
マダイの特徴は、体色が美しい桜色にコバルト色の小点が散らばり、尾びれの縁が黒色です。
一方チダイはエラぶたの縁に血のついたような赤い線があるので、区別できます。

逗子の沖水槽、相模湾大水槽、食卓の魚コーナーに展示していますので、比較して見てください。

サクラダイ(オス)サクラダイ(オス)

相模湾ゾーン

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