2009年03月12日
トリーター:櫻木

疑似宇宙空間


日本人を乗せたスペースシャトル『ディスカバリー』が近々打ち上げられる予定です。
見上げた空のはるか遠く、宇宙での仕事はどのようなものなのか、想像もつきません。

宇宙ってどんなところなのか、少し調べてみると・・・
空気がなく、気圧もゼロの無重力空間。
船外活動をする宇宙空間の気温は 120℃からマイナス 100℃という地球の環境とは全く違う場所。

そんなところでいきなり仕事なんてできませんよね。
せめて、似たような環境で訓練できればと思いますが、地球上で無重力空間?どこにあるのやら。
吸える空気が無く、体が浮くような環境を考えると・・・
思い浮かびましたか?
その環境に近いところとは!

『水中』が陸上よりもその環境に近いのです。
実際に宇宙飛行士も水中にて作業の訓練をおこなっているようです。
環境を似せる為に宇宙服を着て水中で作業するのですが、その時には実物そっくりの水中用宇宙服を着ておこなうようです。
勿論、全く同じ環境というわけにはいきません。
宇宙には無い気圧が、水中では水圧として加圧されます。
しかし、この水圧は 10mの深さ毎に 1気圧づつ増加される為、浅いプールでの訓練ならあまり気になりませんね。

私もトリーターとして水中で作業することがありますが、次に潜る時は宇宙飛行士を意識してみようと思います。

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