2009年04月20日
トリーター:寺沢

☆江の島春物語☆

江の島の桜は終わった。遠目にも、島影がところどころ、白いまだら模様に見えていた満開の桜も散り、今では新緑の葉桜に。

虫を求めて、ツバメが低く飛んでいた。あしたは雨?
A whale swallows a fish.
「1頭のクジラ ツバメたち 1匹の魚」では誤り。
「クジラは魚をのみこむ」が文法的には正しい。
Swallowとは、『のみこむ』、『早合点』の意味もある。
ツバメがガムを噛むように、虫を食べていたら恐ろしい。
若いツバメが泣きながら、江の島を飛び去っていく。

西浜では、飛び砂を避けるため、晩秋から初冬にかけて張り巡らせた、鵠沼海岸から水族館までのよしず。“冬”を防いでいた、その竹を取り除く作業がひがな一日おこなわれていた。

視線を右に転ずると、ちょっと前まではっきりしていた稜線を、水彩でなぞった後のような春霞の富士。こんな日には、おぼろ月夜が似合うのだとか。

花鳥風月。春爛漫。

春の大型連休も終わり、しばらくすると、よしずのあったところに、海の家が建つ。

鵠沼海岸鵠沼海岸

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