今、川魚のジャンプ水槽の隣でひっそりとカエルを展示しています。
この展示、3月の前半からオタマジャクシがカエルになるまでをみせたい！と思い、はじめたのですが、なにせ展示に選んだアカガエルはオタマジャクシ期間が長い。
ゆっくり成長するのが良いななんて思っていたのですが、もう野外ではカエルがたくさん鳴いていて、のんびり待っていられなくなってしまいました。
そこで、地元近くの田んぼへ出かけました。

目では確認できなくても、用水路わきを歩くとカエルがぽちゃぽちゃ水に飛び込みます。
そこをすかさず網で掬うのですが、ツチガエルやトウキョウダルマガエルは泥に潜って隠れてしまい、なかなか出てきません。色も茶色く泥と同化しています。
それに比べ、アマガエルはどうやら水の中は苦手なようす。
ぽちゃん、と水に飛び込んだら少しだけ泳いで逃げますが、すぐに止まります。潜ろうとはしません。
そして、しばらくじーっと待っていると、陸地に戻ってくるのです。
わたしが待っているのも知らず。
なんともマヌケ・・・。
そんなコたちはもちろん“えのすい”行きです。

夕方、陽がかたむいて涼しくなってくると、田んぼの周りはカエルの大合唱が聞こえます。
一番大きな声はアマガエルです。
恋の季節なんですね。

水槽の中のアマガエルたちも、時々ノドを大きくふくらませて鳴いています。
ぜひ、耳を水槽に近づけて聞いてみてください。


そして、わたしに待ってもらえなかったオタマジャクシは・・・というと、今も展示水槽にいます。
しかし、カエルを入れた時にレイアウトを変えてしまい、普段は石の隙間などにかくれてなかなか見えません。
実は、予備槽でも展示と同じオタマジャクシがいるのですが、きょう見たら！なんと！
あしが生えていました～＾＾！！

上陸する日は近い。
これは見れたらラッキーですよ！

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