2009年06月01日
トリーター:足立

ジューン・ブライド♪


6月に入りました。
6月のことを、英語では“June(ジューン)”といいますが、これは、ローマ神話の神様の名前に由来します。
ローマ神話の主神ユピテル(英語読みでジュピター)の妻ユノ(英語読みでジュノー)がその神様です。
そして、このジュノーが結婚をつかさどる女神であることから、この月に結婚すると幸せになれるといわれています。これが“ジューン・ブライド”のいわれで、もともとはヨーロッパからの伝承です。
ヨーロッパでは、6月はとても気候が良いのですが、日本はどうでしょう?
6月といえば梅雨。
せっかく着飾ったのに雨でビショビショ・・・ なんていう体験はありませんか?

夢を壊すみたいで申し訳ありませんが、かつて日本では、やはり梅雨の時期に結婚式を挙げるカップルは少なく、結婚式場の閑散期でした。これを打破すべく、結婚式場側が、ヨーロッパの“ジューン・ブライド”の伝承を取り入れ、これが日本にも広まったというのが真相のようです。

でも、6月の神様が結婚の女神であることは事実。
“幸せの種”はどんなものでも、ぎゅっと握り締めて、大事に育てていきましょう!

さて、“ 6月”と、“結婚”をキーワードに、なにか水族館に関係する話がないかなと、頭の中で検索してみると、“クサフグ”が出てきました。
5月の終わりから、7月の半ばぐらいにかけてが、とてもかわいらしいフグ、クサフグの産卵シーズンなのです。
夕方の満潮時ごろに、クサフグが波打ち際に上がってきて、産卵・放精をおこなうのです。
場所によっては何千匹ものクサフグが押し寄せ、生き物好きの方なら一見の価値ありです。
各地の水族館や博物館でも、観察会が催されます。もちろん、江の島でも見られます。
とても迫力があり面白いので、見たら幸せな気持ちになれること、請け合いです!

クサフグの産卵クサフグの産卵

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