2009年07月25日
トリーター:豊田

温泉好きの生き物たち


みなさんこんにちは。
江の島は、きょう久しぶりに晴れました!!
暑さには、あまり強くない私ですが、やはり、晴れていたほうが気持ちがいいです。
“えのすい”の前の浜も賑わっていますよ!

さて、唐突ですが、75年ほど前のきょう、日本最高気温が記録されたそうです。
40.8℃。
お風呂と同じような温度で、洋服を着てずっと過すだなんて、想像できません。
でも、そんな熱いところを好んで寄ってくる生き物がいるんです。

その名も、

ゴエモンコシオリエビ
オハラエビ
ユノハナガニ などなど。

そう、深海に棲む生き物たちです。
これらは、熱水(いわゆる温泉)がわきでるところにわんさか集まっています。
ここで、ピーンときた方もいるのではないのでしょうか。
ここに挙げた生き物は、温泉に関係した名前なんです。
ゴエモンは、五右衛門風呂でも有名な石川五右衛門から、オハラは、幕末に生きた小原庄助から(朝風呂がすきだったそうで、日本にはこの方にちなんだ温泉地もあるようです)、ユノハナは、温泉に浮いている白いもの=湯の花に由来しています。

“えのすい”の深海コーナーにも、よ~くみると、白いカニやエビが集まっているところがありますよ!
昨日、北田トリーターも匂わせていた、正面から見るとウルト○マンにそっくりな(あくまで主観)ヤツも、張り切って泳いでいます。
ぜひ見に来てください!!

ちなみに、日本の最高気温は昨年更新され、40.9℃だそうです。
今年は更に更新することになるのでしょうか・・・ 。

ゴエモンコシオリエビ (C)JAMSTECゴエモンコシオリエビ (C)JAMSTEC

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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