2009年07月29日
トリーター:戸田

地球の消滅


ある企業が単3乾電池 2本の車でル・マン 24時間耐久レースに挑戦するそうです。
昨年はグランドキャニオンの登頂に挑戦し、無事「 6時間46分31秒」で 530.4mを登りきりました。
乾電池で 24時間も走らせることができるんでしょうかね?
空気抵抗の少ない軽い車体、省電力のモーター、エネルギーロスの少ない駆動系など解決すべき問題はたくさんありますね。

乾電池から最大の電力を取り出すにはどうすれば良いのかな?
ふむ、ショートさせては。

電力は「電流×電圧」ですから、ショートさせることで電圧は乾電池の 1.5Vですが、電流は無限となり・・・
お~~乾電池は無限の電力を発生するホワイトホールとなり、ショートさせた電線は無限の電力を飲み込むブラックホールとなる。
お~~~地球はこのブラックホールに吸い込まれるぞ。

あれ、何かおかしい、地球が消滅しない・・・ 。

理由はというと、どんな物にも抵抗があります。
ショートさせた電線にも抵抗がありますし、乾電池そのものに内部抵抗があります。
抵抗がある限り無限の電流は流れません。
最大の電力を取り出す方法は乾電池の内部抵抗と同じ抵抗の物をつなぐことですかね。(あってるのかな?)
簡単にいえばマッチングですね。

どんな生き物も相手と同じ接し方をすれば最大の能力を引き出すことができる。(これこそあってるのかな?)
おい「太平」よ、おまえの内部抵抗はいくつだね?

注意: 間違っても乾電池をショートさせないでね。
地球は消滅しませんが、事故が起こることがあります。

ゴマフアザラシゴマフアザラシ

ペンギン・アザラシ

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