2009年08月19日
トリーター:大内

帰省


夏休みも残すところ 10日とちょっとになりました。
今年の夏は高速料金も安くなったこともあって、どこかに出かけた方も多いかと思います。
特にお盆には実家に帰省したという方、いるはずです。
お盆やお正月に帰省することよくありますよね?
こうやって帰省をするのは私たち人間だけかと思われがちですが、実は人間だけではないんです。
動物たちの中でも帰省をする生き物がいるんです。
どんな生き物だと思いますか?いわれると

あぁ~、

と思いますよ。

それはウミガメです。
ウミガメは普段、その名の通り海に生息していますが、産卵の時には浜辺に上陸します。
その上陸する浜辺は、ウミガメが生まれた浜辺だといわれています。
産まれた卵は 2か月ほどでふ化し、海へと向かいます。
またアユやサケのように、海と川を行き来する魚もそうです。アユやサケは川で生まれ、海で育ち、産卵のために生まれた川に戻ってきます。
どうやって海から川に戻ってこられるかといいますと、一説によると、生まれた川の臭いを覚えているそうです。
その臭いを頼りに、生まれた川に戻り産卵するそうです。

人の帰省とはちょっと違いますが、動物たちの中にはこのように生まれた場所に帰ってくるものもいるんですよ。
動物たちのこのような行動は、回帰なんて呼ばれています。

みなさん、夏休みもあと少しです。
自由研究に動物たちのちょっとした行動を調べてみるのはいかがでしょうか?

アカウミガメアカウミガメ

ウミガメの浜辺

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