2009年12月10日
トリーター:寺沢

遠くて近い

「遠い」という意味のロシア語「ダーリニー」が語源の南満州鉄道の終着駅は大連だった。日本からは「近い」、中国のその地の水族館から大視察団がやって来た。

瓶鼻海豚 13頭
鎌鰭斑紋海豚 3頭
斑点原海豚 2頭
白鯨 5頭
斑海豹 30頭
南美海獅 5頭
加州海獅 7頭
海狗 数頭
海象 4頭
北極熊 3頭
海獺 1頭
企鵝 6種 100羽

半信半疑だった。
本当にそんなに飼ってるの?、と感心した振りをしながら、セイウチやホッキョクグマはいなかったけど、江ノ島は鯨類 18種、鰭脚類 7種、ペンギン 7種の飼育記録があるし、ラッコだっていたし、と心の中で、もう一人の自分がつぶやいた。

半官半民だとか。今度はこちらが驚いた。彼らが持参したパンフレットには、
『大連極地海洋動物館 江澤民 二00四年八月十八日』
の毛筆の文字が並んでいた。
年間 200万人もの入場者があるという。大連で有名な海岸、老虎灘にあり、旧館時代から数えて 20年。
ちなみに、大連にはもう一つ水族館があるのだとか。

半日で江ノ島と鴨川?鹿児島に始まり、きょうはこの 2館、この後、福島へと水族館巡りをしながら、日本を北上して行くのだという。しかも異国の地を 12名で。
水族館業界も席巻する、恐るべし中国パワー。

イルカプールのサイズを聞かれたとき、少し大きめに答えたのは小さな対抗心だったのかもしれない。没問題。

カマイルカカマイルカ

イルカショースタジアム

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