2010年01月29日
トリーター:岩崎

海から?川から?


動物はいつどこで水中から陸地に上がって生活をするようになったのでしょうか?

先日ポーランドのかつては海岸だった地層から、それまで見つかっていた化石の中では最古とみられる 4本足で歩行する動物の足跡が発見されたそうです。
それまで水中生活する魚から陸上生活する動物への進化は、「川辺で起きた」とする説が有力でしたが、今回海岸の地層から最古の化石が発見されたことで、上陸は「海岸で起きた」可能性が出てきたそうです。

海が荒れた後の海岸を散歩してみると、いろいろな物が打ち上がっていますよね。
海岸は波で打ち上がった餌を簡単に捕らえられる利点があるので、それが「水中生活」から「陸上生活」をおこなう動物が出現するきっかけになったのではないか?と推測されるそうです。
「どうしてそんな姿なの?」
「どうしてそんな生活をしているの?」
あらためて生き物たちを観察してみると、さまざまな疑問が浮かんできます。
「何がきっかけで?」見慣れた生き物たちの姿や生活スタイルも、そのような視点で見つめてみると新しい発見があるかもしれません。

水族館の楽しみ方として、ぜひお試しください。

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