2010年04月03日
トリーター:櫻井

さようなら


水族館にはさまざまなルートで生物たちが搬入されてきます。
採集、熱帯魚屋さん、漁師さん、そして他の園館からもやってくることがあります。
3か月ほど前まで展示していたナイルパーチも、他の園館からやってきた魚です。
展示期間を終えても、バックヤードで大事に大事に飼育をしていました。
このナイルパーチは、借用という形で、世界淡水魚園水族館アクアトト岐阜よりやってきた魚です。
預かった魚ということもあり、それはもう大事に大事に飼育してきましたが、それも終わりに近づいてきました。
ナイルパーチが岐阜に帰る日が近づいてきたのです。

初めは全く餌を食べなくなってしまった事や、こちらに来てから初めて餌を食べたこと。かっこよく悠々といる姿、白身魚のフライとして展示したことなど、さまざまなことが思い出されます。
完全に情が移っています。

半年以上という飼育期間で完全に情が移り、お別れはさみしいですが、ナイルパーチは 5日、岐阜へ帰ります。

ナイルパーチナイルパーチ

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