2010年05月07日
トリーター:水村

それぞれの性格。その 2。


連休中はお天気がとても良かったですね。
絶好のおでかけ日和でした。
実はゴールデンウィーク中、快晴に恵まれたのは 25年ぶりだそうです。
ご存知でしたか?

さて、きょうは前回お話した話題の第 2回目です。
前回はバンドウイルカの「ミュー」をご紹介しましたが、今回はバンドウイルカの「アザミ」をご紹介しましょう。

「アザミ」も「ミュー」と同様に、春休みからイルカと握手体験に参加しています。
体を触ってくれると思っているのか、握手をする度に、気持ち良さそうに目を閉じています。
本当に気持ちいいみたいです。
得意気に握手をするのは「ミュー」だけではなく、「アザミ」もしっかりこなします。

ですが、一つ気になることがあります。
春休みから始めている握手体験。何故か勘違いをしてサインとは違う動きをすることが、よくあります。
バイバイをしたり、コーラスをしたり。
間違えているのに「アザミ」は自信満々です。
楽しくなると興奮して何でもやりだしてしまうのです。

そして、握手をするようになってから、アクリル面でお客さまを眺めている時間が増えました。
じーっと観察をして、水をかけてしまう。結構いたずら好きです!
私が掃除をしている時も遊んで欲しいのか、ずっと水をかけてきます。
でも水をかけるだけではありません。
どうやら最近はお気に入りの遊びがあるようで、給餌が終わった後、毎日ずっとやっています。
それも「アザミ」だけではなく、他のイルカたちも一緒です。

”魚でキャッチボール”
口にくわえた魚を勢いよく投げては拾いに行っています。
そして他のイルカにパス。
戻ってくるのを待っているアザミですが、パスをするとなかなか戻ってきません。
「アザミ」よりも器用なイルカたちは自分の物にしてしまい、うまくコントロールをして魚を投げています。

どーしても諦められない「アザミ」は、一度飲み込んだ魚を出して、また遊んでいる状態。
イルカには胃が 4つあって、一番目の胃は消化する能力は無いのですが、たくさん魚をためることができます。
しかも、ここにためた魚は自由に吐き出すことができるんです。
さて、お気に入りの遊びは、いつまで続くのでしょうか。

他にも小さな輪をくわえたり、輪を頭にはめたり、水遊びも大好きですが、しばらくはキャッチボールが続きそうな予感・・・ 。
次は、どんなお気に入りを見つけるか楽しみです。

バックナンバー
それぞれの性格

バンドイルカ「アザミ」バンドイルカ「アザミ」

イルカと握手

RSS