2010年05月10日
トリーター:足立

バード魚ッチング


きょうから愛鳥週間が始まりました。
もともとは、繁殖期を迎える種類が多いこの時期に、野鳥に対して障害とならないように配慮し、またそれを取り巻く環境をもう一度見つめ直しましょう、という趣旨で始まったものだそうです。
新江ノ島水族館には、水中を飛ぶ鳥=ペンギンがいます。
こちらも、ちょうど今、子育て中です。
ペンギンの解説ショー「ペンギンストーリー」のなかで見られるペンギンの泳ぎは、陸上でのちょっとのユーモラスな動きとは一変し、非常にかっこよく、目が釘付けになるのは私だけではないと思います。

また、海辺のデッキから外を見れば、鳶(とび)、烏(からす)、時には猛禽類の鶚(みさご)、季節来遊鳥(?)の燕(つばめ)、そして鳩(はと)や雀(すずめ)などが見られます。
もう暖かくなってきたので、トリーターHさんの小さな友達、ハクセキレイは、あまり寄って来てくれなくなったでしょうか。

さて愛鳥週間といえども、魚類チームの一員としては、なんとかここでも魚たちを売り込みたいと思います。
名づけて「バード魚ッチング」!
(ちょっと使い古された感もありますが・・・(^^;))
鳥の名のついた魚を探してみましょう。
雀鯛、燕魚、鷹之羽鯛、鷺笛、深海雲雀貝、烏賊(イカは頭がいいので、おなかがすくと水面に浮かび、死んだふりをしてカラスをおびき寄せ、やってきたカラスに足で絡み付いて捕まえてしまう、という中国の古いお話から、この漢字が当てられているそうです)・・・。

「魚のように水の中を泳ぎ、鳥のように空を飛びたい」

人類がいつまでも、こんな願望を持っていられるように、これからは、魚たちや鳥たちを取り巻く環境について、一層想像力を働かせる必要があるのかもしれませんね。

燕魚燕魚

ペングィーン!

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