2010年08月27日
トリーター:櫻井

もう一度海へ


夏休みも終わりに近づいてきた 8月27日。
あす・あさっては夏休み最後の連休ですね。もう夏休みが終わって学校に行っている人もいるでしょうか。

湘南の「海の家」は 8月いっぱいでしめてしまいます。
「海の家」の取り壊し工事が始まると、夏も終わりだな・・・ と少し寂しくなります(今年は残暑がひどそうなので夏が終わった感じはしないかも知れませんが・・・)。

海の上、海岸ではそんなちょっと寂しい風景があるこの時期、海の中では実はこれからが盛り上がってきます。
南から太平洋岸を流れてくる暖流、黒潮。
この潮に乗り、温かい海に生息している魚たちが本来の生息域ではない相模湾にやってくるのが、まさに今の時期なのです。
この、死滅回遊魚・季節来遊魚などと総称して呼ばれる熱帯魚たちは、あくまで『流されて』やってきています。
9月・10月の水温はまだまだ温かいので平気ですが、冬になって水温が冷たくなると死んでしまいます。
そんなはかない運命を背負ったカラフルな熱帯魚たちを見ることができるのは、なにも潜水機材を背負って海の中に潜ったりしなければならない深い海の中だけではありません。
ひざ下よりも浅い水深の磯や、岸壁などでも運が良ければ見ることができます。

夏が終わってしまったと悲観しがちなこの時期。
もう一度海に足を運んでみてはいかがですか?
限られた命を与えられた彼らに会いに。

トゲチョウチョウウオトゲチョウチョウウオ

相模湾ゾーン

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