2010年09月28日
トリーター:足立

伊達者


テニスのクルム伊達公子選手が、東レパンパシフィックオープンで、あのシャラポワ選手を破り、2回戦進出を果たしました。
え?きょうも勝って 3回戦に進出を決めたって?
すごいなあ・・・ おめでとうございます!!
伊達選手は、1996年にいったん現役を引退しましたが、2001年にドイツ人レーサーのミハエル・クルム氏と結婚し、2008年にクルム伊達公子の登録名で現役復帰しました。
その間なんと、12年のブランクがあるにもかかわらず、本当に大活躍ですね。
瞬発力などは年齢とともに落ちてきてしまうのはある程度仕方のないことかもしれませんが、試合解説などをおこなっていたことで、選手の動きを読む力が鋭くなり、これが新たな強みとなっているとのこと。
クルム伊達公子選手、きょうが 40歳のお誕生日だそうですが、カッコイイ!アラフォーの星です☆ 3回戦もがんばってください!

ところで、ダテハゼというハゼがいるのですが、これは共生ハゼと呼ばれるグループで、テッポウエビとともに暮らしています。
テッポウエビが掘った穴に一緒に棲まわせてもらうかわりに、テッポウエビのボディーガードのような役割りを果たしています。
当館には、残念ながらダテハゼはいませんが、同じ共生ハゼのヒレナガネジリンボウが、今上陛下のご研究ゾーンの水槽におりますので、ぜひご覧ください。
なかなかのパートナーシップが見られますよ。
ちなみに、クルム伊達君子選手と、ミハエル・クルム氏も、お互いを尊重しあう素敵なカップルのようです。
どっちがハゼで、どっちがテッポウエビなんだろうなあ・・・ (笑)

「伊達」には、「派手」、「かっこいい」、「粋」などの意味もあります。
新江ノ島水族館も、生まれ変わって6年目。旧江の島水族館で培った多くの経験と歴史の重みを礎に、かつ新しい空気をたくさん吸いこんで、水族館界の伊達者として、元気よく進んでいきたいと思います。

ヒレナガネジリンボウとニシキテッポウエビヒレナガネジリンボウとニシキテッポウエビ

皇室ご一家の生物学ご研究

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