2010年09月26日
トリーター:秋山

考え中


最近、オタリアの「チビコ」と、いつもと少し違ったトレーニングをおこなっています。
普段のトレーニングでは、トリーターが動物の行動をうまく誘導して種目を作ることが多々あります。
例えば、イルカにジャンプを教える際、ターゲットと呼ばれる棒の先端に付いた的に、吻先をタッチさせることを教えて、徐々にその高さを上げていき、ジャンプを完成させます。

今「チビコ」とおこなっているトレーニングは、「チビコ」自身が自発的に考えるトレーニングです。
そのトレーニングは、僕が「チビコ」の部屋の斜め前に来ると始まります。
最初は、吠えたり、前肢でバイバイしたり、サインではなく「チビコ」自身で考えた行動を褒めていきました。
段々といろいろな行動をするようになり、今では、仰向けになっておなかをポンポンとたたいたりしています。その行動にサインを付け加えることで、普段のトレーニングやショーの中でも発揮することができるようになります。

アシカたちが眠る時は、丘場で前肢を体に沿わせてじっとしていることが多いのですが、その姿勢もあと少しで、サインにておこなえるようになりそうです。

イルカやアシカのトレーニングは、朝夕の健康チェック時や、ショーとショーの合間に行っているので、よかったら見に来てください!

オタリア「チビコ」オタリア「チビコ」

RSS