2010年11月01日
トリーター:杉田

はたらくよ


テーマ水槽「水の中の働き者たち」で見られる生きもの以外にも、水槽の掃除役として珍重されるものがおります。

その代表がエビやカニ。

控えめに申しましても貪欲な彼ら(彼女ら)は、魚たちの取りこぼした餌をキレイに片付けてくれるのはもちろんのこと、餌を持って(持ってなくても)水槽に近寄るとハサミを振り上げて歓迎してくれる(もしくは威嚇してくれる)ものです。

“えのすい”にもさまざまな水槽にさまざまなエビカニがおりますが、多種多様に個性豊か。
前述のようにハサミを振り上げ、場合によっては水槽の上まで上ってきて餌を待つもの、はたまたおしとやかに水槽底で餌を待つもの、中にはどんくさく同居の魚に餌をひったくられるもの・・・

小窓水槽のメガネカラッパは 2個体で同居中ですが、必ずひとつの餌を取り合います。すぐ後ろにも餌があるのにも関わらず。
人気のタカアシガニはどうも食が細く、要らない餌は大きなハサミで器用に押し返してきます。受け取ってもできるだけ自分から遠くに落とすよう。

意外と手間がかかるエビカニの給餌ですが、両手でしっかりと餌を抱えて必死にもぐもぐとしている様子は非常に愛らしく、私は好きであります。

メガネカラッパメガネカラッパ

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