2010年11月08日
トリーター:神応

今日は何の日


11月8日は、いい歯の日です。
水族館の魚たちもいろいろな形の歯をもっています。
歯で、とても怖いイメージがあるのはサメだと思います。
サメの歯は常に生え代わっているので、いつも新品の状態に保たれています。
冷たい海・暖かい海ゾーンにあるサメ水槽の底を覗いて見ると、白い三角形をしたサメの歯が落ちています。それを拾って新聞紙に擦りつけると、きれいに切れます。
古い歯でも切れ味はとても良いです。

その他、食べ物によっで歯の形が違います。
魚の食べ物は、種類ごとに違っています。そして、魚の口や歯は、それぞれの食べ物を食べやすいような形になっています。口や歯の形や大きさから、その魚がどんなものを食べているかを、おおまかに知ることができます。
たとえば、イシダイは個々の歯がくっつきあって丈夫な 1枚の歯になっていて、貝殻や甲殻類、ウニ類などを食べています。
ボラは非常に細かいやすりのような歯をもち、岩に付いている藻類などを採って食べています。
オオカミウオは円錐形の犬歯ような歯があり、甲殻類やウニ類などをバリバリと砕いて食べています。

いろいろな歯がありますので、じっくり水槽の中を観察して見てください。

オオカミウオオオカミウオ

太平洋

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