2011年01月07日
トリーター:伊藤

再登場!ウミガメのヌマガメ


あけましておめでとうございます。
今年はウサギ年、ということで、1月のテーマ水槽ではカメ好きの私がここぞとカメもお披露目すべく「ウサギとカメ」を題材として展示を考えました。

実は今回、再登場となるカメがいます。
私の理念(というほどガッチリしたものではないですが・・・ )として、しょっちゅう同じ生物を同じ場所に展示する事は好きではありません。
しかしこのカメ、前回展示した時とは別物と呼べるほどさま変わりしてしまっていますので。

「ダイヤモンドバックテラピン」

一昨年 5月のテーマ水槽「干潟・マングローブの奇妙な面々」で展示した時は、甲長 5cmほどの子ガメでした。
今回展示しているのは正真正銘、あの時のアイツです。
甲羅の大きさは 3倍以上になり、面構え、動きとも、よりアグレッシブに変貌しています。
また、水棲のカメとしては、成体時の美しさで 10指に入ると思っています。
もう一つ注目して見ていただきたいのが後ろ足です。
うちわのように大きく発達し、水中で後ろ足だけで立ち上がるようすは怪獣映画のそれのようです。
本種は大河川の河口(汽水域)や海域に生息する「ほとんどウミガメのような」カメです。
前足をオールのように発達させた本家ウミガメとは別の部分が発達している点が興味深いです。
冬の寒い期間はウミガメの展示がお休みとなっていますから、その代わりにどうぞご覧ください。

別名キスイガメ(汽水亀)と呼ばれます。別名キスイガメ(汽水亀)と呼ばれます。

テーマ水槽

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