今回は、ちょっとへんてこなクラゲ、サカサクラゲをご紹介いたします。
只今、クラゲファンタジーホールにて展示しているサカサクラゲは、私が今まで見た中で、最もビックサイズなものです。
沖縄から到着して初めて見たとき、思わず、
「でかっ？！」
と叫んでしまいました。
なので、ぜひ、見に来てください。

普通、クラゲといったら、ぷかぷかと水中を漂っていますが、このサカサクラゲ、名前のごとく、逆さ向きに底に沈んでいます。たまに、泳ぎますが、ほとんど海底の砂地の上にいます。
学名の属名が、Cassiopea （カシオペア）。
北極星を探すときに使うW型の星座、カシオペア座に由来しているそうです。
あら、なんだか素敵と思ったら、由来の内容は、カシオペア座はポセイドンの怒りをかったため 1日の半分を逆さ吊りの刑にあい、北極星を中心に逆さの姿で回るとされている星座だからだそうです。
星のことがあまり詳しくなかったので、ただなんだかロマンチックな学名と思っていました。
逆さ向きのサカサクラゲ、まさにカシオペア座ですね。

サカサクラゲの色は茶色っぽい色をしています。
この茶色・・・　もしかして？？
そう、タコクラゲと同じ褐虫藻の色です。
逆さで、光合成をする褐虫藻を共生させる、なんとも不思議なクラゲです。
ぜひ、みなさん、大きい立派な姿のうちに、見に来てください。