2011年03月04日
トリーター:浜田

魚の目


目は口ほど物を言い。

長年イルカ、アシカの飼育に携わり、目の表情の変化により、このことわざを実感してきました。

魚の目はどうでしょうか。
1962年公開の、少年と鮫との友情を描いた映画「チコと鮫」、南海の楽園タヒチで、少年(チコ)が人食いサメの子どもを育てていく時に、子サメにウィンクを教えるが、リーフから外海に泳ぎ出た時、サメが少年から一時離れてしまう。
10年後大きく成長した 5mの巨大なサメと偶然再会する時に、青年になったチコが、サメにウィンクすると、サメもウィンクで応える。
ああ感動。

この場面が、頭から離れず、タッチングプールで実験。

ネコザメ
上まぶたの出っ張りを軽くトントン、サメの目まったく反応無し。

ドチザメ
目の周りをナデナデ、目反応無し。

飼育係員お兄さんに出問
「サメ、エイは目を閉じることがありますか。」
「日本に生息する、サメ、エイで目を閉じた時を、一度も見た事が有りません。
でも南洋の海では、目を閉じるサメもいるようですよ。
私も見たいと思っています。」
との回答。まことに残念。

まだ、諦めのつかない浜ちゃん、カメプールに目を凝らすと、マダイ、イシダイ、メパル、スズキの食事タイム。
イシダイ君、メパル君、目の色を変えて係員に一目散。
この時、魚の目に変化があったように見受けられましたが、この行動は、目は口ほど物を言っていませんか?

ネコザメネコザメ

タッチプール

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