2011年04月20日
トリーター:大内

増えています


近年、日本国内で外来生物の増加が問題視されています。
ブラックバスやアライグマ、ミドリガメなどが自然界で繁殖し、生態系に影響をおよぼしていると耳にします。
これらの生物達は外国から日本国内で増えてしまった生物達ですが、逆に日本から外国に渡り、自然界で繁殖し、生態系に影響をおよぼしている生物もいます。
そのひとつとしてコイが挙げられます。
コイは日本の川だったらどこにでもいる種類の魚ですが、北米では外来種として問題視されています。
水温や水質の変化にも強いため、その数を増やしているのです。

陸地や河川・湖沼だけの話ではありません。
海でも生態系が脅かされつつあります。
中米では華やかな外見を持つミノカサゴが大量に増え、在来種に危害をくわえはじめているといいます。
ミノカサゴは 1回の産卵で約 200万個の卵を産み、その繁殖力はネズミに匹敵するという学者もいるほどです。
このミノカサゴの繁殖を止めるためにサメをトレーニングして、ミノカサゴを食べさせるということがおこなわれているそうです。

ミノカサゴがどういう魚かわからないという方は、“えのすい”の大水槽で優雅に泳いでいますので、ぜひ足を運んでみてください。。

ミノカサゴミノカサゴ

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