2011年04月19日
トリーター:足立

4月19日は「419(飼育)の日」


「飼育の日」をご存知ですか?
新しい記念日なので、まだあまり知られていないかもしれませんが、2009年に、私たち新江ノ島水族館も所属している、「日本動物園水族館協会」の協会設立 70周年を記念して制定されました。
協会ホームページには、
「市民の皆様により愛される動物園水族館を目指し、努力いたしますので、よろしくお願いいたします。飼育の日にふさわしい行事を、各地の動物園水族館で計画しておりますので、積極的にご参加下さい。」
とあります。よろしくお願いいたします。

「飼育」とは、動物を人工的な環境下で育てる行為のこと。
目的はさまざまですが、餌や運動の確保も含め、飼育される動物が暮らすのにふさわしい環境の維持することが必要となります。

動物の飼育や、ペットの歴史の起源を探ってみると、かなり古い時代にさかのぼります。
珍しい動物を飼育し、観賞することは、はじめは貴族階級のみで楽しんでいたようですが、やがて一般に開放され、現在の動物園・水族館へ変化してきました。
また、人間との付き合いが最も古いのは犬だとされており、化石の発見などから推測されるところによると、人間の残した残飯などをオオカミのなかま等が漁るようになり、そこから次第に共同生活、さらには狩猟の際の猟犬や、家を守る番犬として、いっそう人間に近い存在になっていったと考えられています。

飼育生物も、ペットも、私たち人間が、責任を持って関わらなければならない、とても近い存在です。
「飼育の日」は、動物園水族館から外に向けてアピールをする日であるとともに、私たち飼育に携わる人間が、改めて気持ちを引き締める日でもあるのだと思います。

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