2011年05月11日
トリーター:笠川

ミクロの世界にようこそ


毎月 9の日は 9ラゲの日。
今回、「えのすいクラゲの日」に私も同行してきました。
(詳しい内容は足立トリーターの「江」の島より申し上げまする 4~「クラゲの日」活動報告~を見てみて下さい。)

これに参加すると皆さんの目が変わると思います。
どう変わるかというと“クラゲ目”になるんです。
“クラゲ目”はクラゲを見つけられる目ということです。
見ようとすると見えてくるものがあるんです。
そして、そのような小さなものに目を向けていくと、今まで見えていなかった、気付かなかったものが、どんどん見えてきて、ミクロの世界からどんどん世界は広がります。

クラゲというと、ミズクラゲやアカクラゲなんかがふと思い浮かぶかと思いますが、実は小さなクラゲの方がたくさんいます。
ヒドロクラゲの仲間は小さく、しかも透明っぽいクラゲが多く、いるのにわからないものも多いです。
でも、その存在に気がつくと、その魅力がわかってくるかと思います。なんだかとても神秘的だったり、動きが面白かったり、かわいかったり。
どんな風に体ができているのか不思議で。

そんなヒドロクラゲの仲間は、今、展示しているものだと、シロクラゲ、サルシアクラゲ、オオタマウミヒドラ、エダクダクラゲ、コブエイレネクラゲ、エボシクラゲ、オワンクラゲ、ギヤマンクラゲ、カギノテクラゲの 9種。
特におススメは、この前のクラゲの日にみなさんが採集したオオタマウミヒドラと、あとは、“エボシクラゲ”です。
このエボシクラゲは、クラゲ生産室ですくすくと育ち、とても立派に成長した個体です。
形がとても面白く、名前の由来にもなっている通り、傘の頂端にポコッと突起がある烏帽子形をしています。

小さなクラゲたち、じっくり見ていると、動きも面白いので、ぜひゆっくり観察してみてください。

エボシクラゲエボシクラゲ

クラゲファンタジーホール

RSS