2011年06月11日
トリーター:小谷野

ウミガメが湘南にやってきた


ついにこの季節がやってきました。ウミガメが湘南の浜にやってくる季節の始まりです。
海が荒れているせいか、湘南の浜ではきのう、きょうとウミガメの漂着が相次ぎました。多いときにはお客さんや警察などから 1日に 3件も連絡が来ます。

砂が熱すぎて裸足では歩けないような炎天下の中、あるいは強風の中、浜を 1時間歩きまわってもウミガメが見つからないこともあり、そんなときはさすがにクラクラッときます。真夏に長靴で、しかも大きなノギスを担いで浜を歩いている姿は我ながら暑苦しい姿で、海水浴に来ている方々に不思議そうに見つめられることもしばしばです。
でも、暑さでもうろうとしながらも、死亡して漂着したウミガメの種類や大きさを調べていると、ときどき声をかけていただけることがあります。

「こんなに暑い中御苦労さまです。」
「がんばってくださいね!」

その言葉に今まで何度励まされたことか! 希少種であるウミガメの将来のため、もう少しがんばって調査しようという気にさせてくださる一言です。
ありがとうございます。

真夏に長靴で砂浜を歩いているえのすいスタッフを見たら、今年も暖かい目で見守ってくださったらうれしいです。

ウミガメの漂着ウミガメの漂着

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