2011年06月13日
トリーター:植田

今年もウミタナゴの赤ちゃん見られます


先月の 27日のこのページで、「今年もウミタナゴの赤ちゃん見られるかも」と題した話題をお送りしました。
その折は、江の島「岩礁水槽」の右手前上方でお母さんタナゴがあまり動かずにいることもお話ししました。

このページを読まれて母さんタナゴを目当てに来館されたお客さまにはお詫びしないといけなかったのですが、そのお母さんは翌日の 5月28日には無事赤ちゃんを出産したらしく、お母さんの体型は元のおなかのしぼんだ痩せ身に変わっていました。
そのかわり、赤ちゃんタナゴが水槽の端の方にポツリ、ポツリと見られるようになりました。

数日たって赤ちゃんタナゴたちが集まったときにその数を数えたら、今年は 7匹いました。
それから 2週間以上経ったきょう 6月13日現在、2匹の赤ちゃんが健在です。

生まれた当初は、我々が投げ込むオキアミをミンチにしたものなど餌に反応が全くなかったのですが、いまは水中を漂う小さな餌の切れ端に反応し、盛んにパクパク食べようとしているしぐさが見られます。
江の島「岩礁水槽」という小さな海原で、この子たちはたくましく生き抜いてほしいと見守っています。

ウミタナゴウミタナゴ

相模湾ゾーン

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