2011年06月23日
トリーター:笠川

頑張れ!元気に育てよ!


赤ちゃんが生まれたり、その子がすくすく成長することは実にうれしいことです。
やはりクラゲでも、ポリプからクラゲやエフィラが出たり、そのクラゲがぐんぐん立派に成長してくれることは本当にうれしいことです。

今、クラゲファンタジーホールにて展示している東日本大震災の復興を願い展示している東北地方に生息するクラゲ 3種のうちの 2種、キタユウレイクラゲとキタミズクラゲも、バックヤードのクラゲ生産室でエフィラが出て、成長した個体です。

キタミズクラゲは、ストロビレーションが起きるまでにも時間がかかり、エフィラが子クラゲ、そして傘の縁が茶色になる(キタミズクラゲの特徴)ぐらいの大きさになるまでにもとっても時間がかかります。
途中でダメになってしまわないように、大切に大切にして育った個体です。

キタユウレイクラゲも地震が発生して当館に預けられ、エフィラを見たときは、なんだかとても勇気づけられ、
頑張れ!元気に育てよ!
と、気合いを入れて大切に育てました。
このクラゲ、傘が花びらのようになっていて、とてもかわいいクラゲで、口腕もひらひらとリボン状のものがたくさん折り重なったもので、まるでドレスみたいです。
今はとてもかわいいサイズですが、とっても大きくなるクラゲです。

このクラゲたちを見るといろいろな思いになりますが、クラゲたちの成長をみると頑張ろうという気持ちになります。
きっとみなさんも同じ気持ちになると思いますので、ぜひ、このクラゲたち、見に来てください。

キタミズクラゲキタミズクラゲキタユウレイクラゲキタユウレイクラゲ

クラゲファンタジーホール

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