2011年09月24日
トリーター:加登岡

嵐の後に


本土に上陸した台風 15号の影響で、21日は開館時間を短縮しての営業となりました。
台風が過ぎ去った後には、屋外にあるイルカプールにたくさんのごみが飛んできました。
落ち葉や木の枝、ビニール袋に発泡スチロールとごみの種類はさまざまです。
トリーターたちはごみをイルカが誤って呑んでしまわないように、プールに浮かんでいるごみは網で、沈んでいるごみはダイバーが潜って回収しました。

しかし、このようにプールに入ったごみを回収するのはトリーターだけじゃないんです。

実はイルカたちもごみを回収してくれるんです。
イルカたちはプールのごみを見つけると口にくわえてトリーターのところまで持ってきてくれます。
そんなイルカたちに、ごみを持ってきてくれたお礼として私たちは氷をあげています。
氷を口に入れてヒンヤリする感触が好きなのか、みんなこの氷欲しさに張りきってプールのお掃除をするんです。
「マリン」や「シャドウ」はごみを口にくわえ、キューキュー鳴いてアピールします。
また「シェリル」は小さいごみをこまめに持ってきてくれるんです。
しかし、時々お気に入りを見つけたのか、トリーターのところに持ってくるだけ持ってきて、渡さないこともあるんです。
まるで、お気に入りの物を見せびらかせにきたかのように。

イルカショースタジアムでは、お弁当を食べることができます。遊びにいらした時には、イルカを見ながらぜひランチを楽しんでください。
ただし・・・
ごみが風で飛ばされないように気を付けてくださいね。
イルカたちがきっと持ってきてくれると思いますが、誤って飲み込んでしまう危険性もありますのでよろしくお願いします。

バンドウイルカ「マリン」バンドウイルカ「マリン」

イルカショースタジアム

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