2011年11月04日
トリーター:石川

バードウォッチングとペンギン飼育・・・?


肌寒くなってきましたね。
この時期になるとそろそろ冬鳥が渡ってくる季節です。
昨年 神奈川県内では、相模湾へ流れ込む河川の護岸や川底が夏の台風で変わってしまい、この影響で水鳥の飛来が少なかったのでは・・・という話もあり、今年はどうかな?っとちょっと気がかりです。

水辺ではカモの仲間がいいですね。
スタンダードな種類では、マガモ、コガモ、オナガガモ、河口や内湾ならキンクロハジロ、ホシハジロなどでしょうか。

山野の鳥たちでは、ツグミ、ジョウビタキなどが身近に見られる鳥だと思います。
自然の中を歩いていても、都会や住宅街でも手軽にできるバードウォッチングはお勧めです。
始めてみると、スズメやハトやカラス以外に、こんなにも多くの種類が身近にいることに驚くことでしょう。
8~ 10倍程度の双眼鏡、もしくは 30倍くらいのズームができるビデオカメラがあるとより楽しめます。

水鳥は集団で開けた場所に集まっていますから、探しやすいと思います。
その中でも、カモの仲間は色とりどりで表情もあって面白いですよ。
カモメやシギ、チドリの仲間もたくさん渡ってきますが、識別するのはなかなか難しいです。

山野の鳥は渡り鳥に限らず、夏には見えづらかった鳥たちが、木々の葉が落ちて見通しが利くようになり、中でもちょっとした公園でも見られるシジュウカラ、コガラ、ヒガラ、エナガ、ヤマガラ、ゴジュウカラなどのカラ類と、キツツキの仲間のコゲラは、小集団で、時には混群で移動しています。
そんな群れと出会うと、いっぺんに数種を見られたりして得した気分です。
またこれらのカラ類は、それぞれ表情がかわいいので、どの種類か観察するのも楽しいです。

早朝、山を歩いているとキジに突然出くわすこともあります。
春にはさえずっていたウグイスが、地鳴きというチャッ、チャッという鳴き声で笹藪を移動していたり、思わぬ鳥と目が合うこともあります。
フクロウの仲間とか・・。
山の中では己の気配を消して、枯れ草を移動する生き物たちのカサコソ音にも聞き耳をたててみてください。
何か発見があるかもしれませんよ。

一見ペンギンとは関係ない他の鳥の観察が、意外と同じ鳥としての共通な行動などに結びつくことが多々あります。
なかなか野生のペンギンを見に行くことはできませんからね。

※ペンギンの渡りや行動についてはバックナンバー2009/05/08ペンギンは 1日にどれくらい行動しているか?をご覧ください。
ペンギンは 1日にどれくらい行動しているのか?

ペンギンプールペンギンプール

ペンギン・アザラシ

RSS