きょうは勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日です。

さて相模湾大水槽には「働き者」といわれている魚がいます。ちょこちょこと動き回り、他の魚の為に働いているように見えます。
ホンソメワケベラは、他の魚の口の中に付いた食べカスや、エラの中や体表に付いた寄生虫を食べてくれる習性があります。
あたかも利他的な行動にも見えますが、この行為自体は自身が餌を食べる為の利己的な行動です。
自然界では共生という関係がありますが、持ちつ持たれつ互いの利益になる行動を取ったりしています。
それを、人間が見るから、
「ああ。こいつは他の魚の為に働いてえらいなあ。」
とか思うわけですね。
魚が自分を働き者だと思っているのか、お掃除をしてもらっている魚が感謝をしているのかは、我々人間にはわかりません。
それでも、「この魚は他の魚の為に・・・ 」という説明をしてしまうんですよねぇ・・・ 。