2011年12月21日
トリーター:唐亀

23日


今年の冬は暖かいイメージを持っておりましたが、最近めっきり寒くなってきましたね。
道路の植え込みにはまだメジロの姿は見当たりませんが、年が明けるころにはかわいらしい姿を見せてくれるのではないでしょうか。

数日先のことですが 12月23日、かつてバンドウイルカの輸送をおこなったのを思い出しました。
あの時、伊豆の海に入ったはずですが、こんなに寒かったのかそんなに寒くなかったようにも思えますが、まあ 17年も前の話ですから・・・ 。
その時のバンドウイルカが「ルイ」でした。
もう一頭、相方の「ルカ」とともに旧江の島水族館にやってきたのです。

ところでイルカたちはどのように水族館にやってきたのか知っていますか?
もちろん泳いで来る訳にはいきません。
トラックに乗り、陸送で移動するのです。
しかし、活魚車のような水槽に直接入れて輸送することはありません。
彼らはご存知の通り頭の上にある呼吸孔で呼吸しているので、水面が揺れてしまうと水を飲んでしまう可能性があり、事故になる可能性もあるため、泳ぎを制限しなければなりません。
そこで、まず胸びれの出る穴のある担架にイルカを乗せます。そしてイルカより少し大きなコンテナに吊るように固定します。
コンテナにはイルカの体半分位までの水が入っていて、ちょうど水面に浮いている状態で固定されます。
彼らの皮膚は乾燥に弱いため、乾燥しないように露出している背中側には布をかけ、呼吸孔に水が入らないように水かけて移動します。

子どものころの「ルイ」は色が白く、鳩笛のようなころころとした体型でした。
比較的新入りのイメージの「ルイ」ですが、今では大ベテランになってしまいました。
その「ルイ」ですが、みなさんもご存知のように子どもを身籠り、ショーをお休みすることとなりました。
そのため、現在「ドルフェリア“ハーモニー”」はお休みをいただいています。
その代わりといっては何ですが、今月の土曜・日曜・祝日の相模湾大水槽前では、ドルフェリア“ハーモニー”にイルカとともに出演しているアクアンたちがクリスマスコンサートをおこなっています。
まもなくクリスマス。
今年は24日、25日がちょうど土曜と日曜にあたり、まさにクリスマスコンサートということになります。
そしてこれでクリスマスコンサートは終了になります。
みなさんぜひアクアンと一緒にコンサートをお楽しみください。
そして、このコンサートの司会を務めている新人トリーターにもエールを送ってあげてくださいね。
ショー出演デビューがこのアクアンのクリスマスコンサート♪の彼女ですが、元気いっぱい頑張っていますから。

ちょっと調べてみましたら、1988年の12月23日にはオキゴンドウの「セーラー」が旧江の島水族館にやってきておりました。

アクアンのクリスマスコンサート♪アクアンのクリスマスコンサート♪

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