2012年01月29日
トリーター:北嶋

好きすぎて。


みなさんは自分の仕事が好きですか。
わたしは大好きです。
毎日魚やクラゲに接していると、もう、たまらなくその魅力に捉われてしまいます。
仕事だけでは物足りず(?)家にも水槽があったり、休みでも海や川に出かけたりもします。
そして、身の回りのものは魚やクラゲやカメ、カエルなどいつも接している生き物をモチーフにしたものばかり。
クラゲ柄の服を着て、マグロ(のぬいぐるみ)が群れで泳ぐ部屋で魚模様の布団にくるまって寝ています。
ついつい、見つけると買ってしまう、ちょっとした病気のようなものです。

この仕事は、もともと生き物が好きで働いているひとが多いので、私と同じような症状が周りでもよく見られます。
飼育員の事務室やロッカールームでは、
「ねえねえ、このお店、知っていますか?」
「なになに?」
「今シーズンのコレクションでクラゲと魚の服や小物がいっぱい売っているんです!」
「えーっっ!!そりゃやばいですね。」
「帰りに行かなきゃ。」

次の日。
「早速いってきちゃいました~。」
「誘惑に負けてこんなに買ってしまいました。」
「こりゃなんてかわいいの。」
なんて会話がよく繰り広げられています。
ですから、水族館の売店は宝の山に見えます。
おそらくトリーターは良い上客でしょう。
また、これはそれぞれの好みですが、デフォルメOKだったり、いやいやリアリティが大事だ、という人もいます。
私的には、どちらも好きなのですが、ウミウシの腹足までちゃんとある、とかクラゲの口腕(レースみたいなひらひらしたところ)がちゃんと 4本ある、とか細かいポイントがリアルだと胸キュンしてしまいます。
きっと魚が好きになったきっかけ、クラゲが好きになったきっかけが「生き物」ではなく、「キャラクター」だったり「アイテム」だったりする方もたくさんいるのではないでしょうか。
そこからリアルな生き物も見に来てほしいです。
両方見比べて楽しむなんて贅沢。
生き物って、いつも違う新しい発見があって、飽きさせない魅力があって、知れば知るほど好きになってしまう。
魅惑に取りつかれた戯言でした。

クラゲソフトストラップクラゲソフトストラップ

RSS