2012年07月19日
トリーター:佐野

なんか違和感。


カモノハシって知っていますか?
オーストラリアに棲んでいるちょっと特徴的な姿の生き物です。
その昔、カモノハシの剥製を見た科学者たちはたいそう驚き、「ビーバーにカモのくちばしをくっつけたものだろう」と疑ったそうです。
2つの生き物をくっつけたような生き物が今、相模湾大水槽を泳いでいます。

ギマです。

釣りをされる方はご存知かと思います。
体つきはカワハギなのに尾ビレはアジのように二またに分かれています。
体色もカワハギの仲間では珍しく、渋いいぶし銀です。
初めて見たとき、ものすごく違和感を覚えました。
カモノハシは爪に毒がありますが、ギマにはありませんので、食べても大丈夫だそうです。
大水槽に一尾しかいませんが、トンネル部分のアクリル面の左側にいることが多いので 探してみてください。

話はがらりと変わりますが、 7月 17日より「深海ってすごい!深海トリーターの深~い話」が始まりました。
平日、 1日 2回の開催です。
みなさんが不思議に思っている深海のあれこれを深海トリーターが直接解説してくれます。
目の前で繰り広げられる、めくるめく深海の世界をぜひ体験しにいらしてください。

ギマギマ

相模湾ゾーン

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