2012年07月23日
トリーター:根本

「しんかい2000」はおじ様とお子様に大人気!?


「しんかい2000」の展示が始まって深海担当の我々 3名もちょっと落ち着いてきました。
時々「しんかい2000」の展示エリアにフラフラとようすを見に行くのですが、おじさま方からの人気は絶大のようです!
やはり完成から 30年も経過している船ですので、80年代から 90年代のあの勢いのあった当時を知っていらっしゃる大人の男性が一番楽しめるのかもしれません。
深海研究の分野を切り開くべく開発され、華々しいデビューと多大なる成果を残してきたこの船を、きっと様々な思い出や背景を通して「しんかい2000」を見てくださっているのでしょうね。
そんな方とお話しするのはとても楽しいです。

次に興味を持ってくれているのが小学生とそのお母さんですかね!
最近テレビなどで深海を取り上げることも多くなり、
「潜水船にのりたーい!」
っていうお子さまが増えてきました。
深海担当としてはこんなにうれしいことはないですね!
深海は現場に行って見て、触らないとわからないことがたくさんあります!
深海には夢やロマン、トキメキ、感動、その他諸々がまだまだ眠っていますので、ぜひあなたの手で掘り起こしてください!

私なんて本格的に深海に興味を持ったのは大学 4年生と遅かったので、小学生から学んでいれば深海に行くことができる可能性は無限大です。
いろいろな深海のイベントに参加して、さまざまな考え方や感覚を取り入れていくと良いと思いますよ。
特にJAMSTECのイベントに参加するのは超おすすめです!
私も大学の時に 2泊 3日くらいのイベントに参加していましたが、もしかしたら、あれが深海と深く関わり合う大きなきっかけになったかもしれません。

そのイベントでは第一線で活躍されている研究者と直接お話しができ、深海を研究する意義やロマンなどをワクワク、ドキドキ、ソワソワしながら聞いていました。
私はそれで深海研究にあこがれ、大学院に進み、いろいろと偶然が重なりJAMSTECに出入りするようになりました。
イベントで出会ったあこがれの研究者の方々の下で研究ができたので、とっても幸せでしたよ~。
その後は、これまたいろいろと偶然が重なり、新江ノ島水族館に入り、深海担当として、その研究者の方々には今でも大変お世話になっています。
ほんとに何が人生の方向性を決めるきっかけになるかわかりませんね。
もしあのイベントに行ってなかったら、たぶん私は車の整備士になっていたでしょうね。
今でも車は大好きなので、そっちの世界に行っていたとしてもきっと楽しかったと思いますが、今の深海漬けの今の日々は、なかなか悪くありません♪
やるべきことに埋没して、かなりもがいていますが、やりがいはあります!

JAMSTECのホームページを見たのですが、今年もたくさんイベントがあります。
関東以外でもイベントがありますので要チェックですよ!
深海が気になるみなさん、気になったものはドンドン参加してみた方がいいと思います!

もちろん、“えのすい”でもいろいろやっていますので、こちらにもいらしてくださいね!
特に「しんかい2000」の展示はぜひ見てください。
本物の潜水船ですからね!これは必見です。
これほど研究者に愛された潜水船はないかもしれません。
解説にはないいろいろな面白いお話がありますので、ぜひ周りのスタッフに話しかけてみてください!
私も可能な限り「しんかい2000」の周りでフラフラしようと思っていますので、遠慮なく話しかけてください!

しんかい2000しんかい2000

深海Ⅱ-しんかい2000-

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