2012年07月25日
トリーター:神応

笛吹き顔


夏本番になり、湘南の海も多くの人が来るようになってきました。そして、夏祭りも各地でおこなわれているようです。
太鼓や笛の音が聞こえてきますね。

相模湾大水槽に笛を吹いているような顔つきをしている魚を 2種類紹介いたします。
トリーターには、その魚の顔がそのように見えるのです。
魚の名前は、ハマフエダイゴマフエダイです。

平塚定置網の日、海丸に久々に乗船することができました。
そしてとても素晴らしい魚をゲットすることができました。
ハマフエダイといいます。
今まで、何回も定置網に乗船していますが、この魚が獲れたのは珍しいです。
漁師さんも珍しい魚だといっていました。
分布は千葉県以南に生息しています。
ハマフエダイはその名前のように、口先を突きだしたような特徴の顔つきをしています。
この魚は比較的体高が高く、体側の鱗に青白色の斑点があります。
また、眼から前下方に青色の放射帯があります。
この魚は大きくなり、90cmぐらいに成長いたします。

ゴマフエダイは江の島の定置網で獲れました。
全長 70cmほどに成長いたしました。
全体に赤っぽい体色で、幼魚や体側には淡色の横帯があり、また、側線より上の鱗は側線とほぼ平行に各隣の中心に黒色の斑点があり、それが胡麻のように見えることから、ゴマフエダイと名付けられたようです。
相模湾惰水槽の底の方で泳いでいるので、よく観察しないと分からない魚です。

ゴマフエダイゴマフエダイ

相模湾ゾーン

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