2013年04月10日
トリーター:櫻木

イタチごっこ


ぽかぽか陽気に誘われて桜の開花が妙に早かった今年の春。この陽気に誘われて、すくすくと成長するのは陸上の草花だけでは有りません。
水温の上昇とともにイルカたちの暮らすプールの壁面にもコケが生え始めます。
“えのすい”のイルカショースタジアムのプールは水色の壁面をしていますが、コケが繁殖してしまうと真っ黒になってしまいます。
一度、真っ黒になってしまうと落とす作業にかなりの手間がかかるのとともに、落としたコケによって一時的な水質の悪化にも繋がります。
そうはさせないとこまめに潜ってコケを落とすのもトリーターの仕事。
最近の気温、水温の上昇によって、コケの繁殖もペースアップ、それに伴い潜水コケ取り作業も頻度が多くなって来ました。
水中での作業はコケを落とす動作にも抵抗が強く、そして一時間ほど連続して潜っている為、寒さによる体力消耗もあり、決して楽なことではありません。
でも、楽ではないことを知ってか知らずかコケはどんどん生えて来ます。
生えては落とすのイタチごっこが今年も始まりました。

イルカショースタジアムイルカショースタジアム

イルカショースタジアム

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