2014年03月02日
トリーター:倉形

はまぐり

この時季が旬といわれる「はまぐり」。

このはまぐりの語源とは、諸説有りますが・・・、浜辺に生息し、栗と形が似ていることから「浜栗」と呼ばれたとする説や、石ころをクリと呼ぶことから浜に有る石のような貝との意味ではまぐりと呼ぶようになったという説などがあります。
この時季の大事なイベント 3月 3日の「ひなまつり」のお祝いに欠かせない食材のひとつで、はまぐりを潮汁などで食しますよね。
このはまぐりの貝殻は、ペアになっている殻以外のものとはぴったりと形が合わないという性質が有ります。
このことから、仲の良い夫婦を表し、一生ひとりの人と添い遂げるようにという願いが込められた縁起物とされています。
また、昔から貝合わせという遊びにも使用されています。
日本人に古くから親しまれてきた食材「はまぐり」。その「はまぐり」が近年日本産のものは非常に減少し、環境省のレッドデータブックでは、2012年新たに絶滅危惧Ⅱ類に指定されてしまいました。
この身近な食材「はまぐり」は、このまま今後は特別なものとなってしまうのでしょうか?

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